テレビとのしばしの別れ
2020-11-11


物心ついてから我が家のリビングには常にテレビがありました。
ガチャガチャからプチプチに変わり(中高年以下はわからないかな?)
リモコンが登場したときは大革命が起きたように感じたものでした。

思えば保育園児、小中学生の頃は家に帰ったらまずテレビの前に向かっていたように記憶しています。

高校生時代はそれなりに勉強していたので見る時間は減りましたがそれでも見ない日はなかったと思います。

実家を出て大学生、社会人と一人暮らしをしていたころは
帰宅すると照明より先にテレビをつけるほどのテレビっ子。

そんな私が先週末、家族で出掛ける自家用車内で
テレビを流して目的地に向かっていると
コマーシャルが流れる度に子供たちが声を合わせて暗唱します。

ほぼすべてのコマーシャルを覚えているって・・・
どんだけテレビ見てるの!?

はい、お父さんは思わず提案しました。
「来週1週間、ノーテレビウィークとすることを決定いたしました」

最初はブーブー言っていた子供達ですが
今日、ヒアリングしてみると
1年生の長男は
「静かになって集中して本が読めるからいいと思う。宿題も気が散らずにできるし!」
などと意外な言葉。
テレビ見たいと思わない?と訊くと
「本当に見たい番組だけ時間を決めて録画して休みの日に見れればいいかな。」と。
なんという事でしょう。
4年生の長女は最初難色を示しましたが弟の案を伝えると
「それでもいいよ!確かに習い事の宿題も順調な気もするし。」と。あら意外。
これまでこの子達をテレビ漬けにしててのは実は私だったのかもと考えさせられました。
我が家で本当にテレビ中毒だったのは子供達ではなく親だったのです。

実際、テレビを見ないようにすると私自身も読書量が増えています。
放送大学の講義の予習も受講も捗ります。
困る事と言えば・・・それぞれが本や学習に集中するあまり夫婦の会話が減るぐらいで。

そう、人生におけるかなりの時間をテレビに奪われていた事にいまさらながら気づきます。
それはYouTubeしかり、ゲームもしかり。

娯楽としても情報としても本当に必要なものを選んで手にする必要を感じています。

私の場合、主に歴史シミュレーションゲームでしたが、(古代中国や日本の戦国時代の武将にはそれなりに詳しくはなりましたが)かなりの時間を浪費して来た事に気づきました。
それは今、私自身にやりたいことがいっぱいあって時間が足りないと実感しているからだと思います。
学習する中で「もっと知りたい、もっと読みたい、学習したい、時間が足りない」と実感しているからこその気づきと後悔。

こういう事もあり、子供達にはゲーム機を与えたくないと思うのは親のエゴでしょうか。

さてさて、今週末からはテレビ限定解禁となり、
平日はノーテレビデーが続くようです。
いつまで続くか見ものです。
[私]
[育児]

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